ギンヨウアカシア(№364)

 まだ冬枯れが残る3月、茶褐色の木々に囲まれ鮮やかな黄色の花を付ける木があります。ギンヨウアカシアです。
 オーストラリア原産のマメ科植物です。根粒菌と共生し、空中のチッソを栄養に出来るため荒地でも成長が早く樹高10~15mになる高木です。根が浅いため剪定しながら樹形を整えないと強風で傾いたり倒れたりします。花はきれいですが、庭木としては移植の難しい木で背丈が高いこともあって庭園には不向きな木です。
 この花は、いくつかの花が集まりボール状になっています。花弁は目立たず黄色く見えるのは雄しべの花糸です。これは同じマメ科のネムノキとよく似た構造になっています。
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▲ギンヨウアカシア
▲ギンヨウアカシア
▲ギンヨウアカシアの花(黄色いボール状の雄しべと長く飛び出した雌しべ)


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