ウリハムシ(№87)

 キュウリやカボチャの葉に丸い穴があちこちに開いています。丸いスジだけ付いているものもあります(写真上)。これはウリハムシの食痕です。食痕というのは害虫が食害した跡のことです。食痕にはケムシなどのように、ただかじっただけの跡もありますが、この写真のように円形にかじった跡(丸く抜け落ちることもあります)や、細かい波型の跡(ニジュウヤホシテントウムシ)など特徴のある食痕を残すものもあります。
 このウリハムシ成虫は、キュウリ、カボチャの葉はよく食べますが、一緒に植えてあるニガウリの葉はあまり好きではないようです。ウリ科植物以外に、アブラナ科、マメ科、キク科の植物の葉も食害します。
 幼虫は土中で瓜類の根を食害し、春先の発芽直後の苗が食害されると大きな被害となることがあります。
▲ウリハムシによるきゅうり被害
▲ウリハムシ成虫


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