カラスノエンドウ(№77)

 春の雑草の中で、紫色の小さなスイトピーのような花を咲かせるのがカラスノエンドウと呼ばれる豆科の雑草です。カラスは大きい、または果実が真っ黒になるところからつけられたようです。空き地などで、カラスノエンドウとそっくりですが、全体に細くて小さな雑草を見ることができます。これはスズメノエンドウと呼ばれます。さらに、カラスノエンドウと、スズメノエンドウの中間にカスマグサ(カラスとスズメの間の草)と言う雑草も存在します。
 この3種を区別するには、花(果実)が茎から直接出ていて、種子の数が10個程度のものがカラスノエンドウ、花(果実)が茎から伸びる柄に4個ついていて、鞘(細かい毛も生えている)の中の種子は2個程度のものがスズメノエンドウ、花(果実)が茎から伸びる柄に2個ついていて、鞘の中の種子は4個程度のものがカスマグサと覚えておけば間違いないでしょう。ただ、例外もありますのでご注意。
 こんなこと覚えて何になる?公園でデートの時、彼女を待つ間の時間つぶしにでもドーゾ。
▲スズメノエンドウーカスマグサーカラスノエンドウ
▲スズメノエンドウ
▲カスマグサ
▲カラスノエンドウ


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