キノコムシSP(№69)

 枯れたアベマキの皮をはいで見ると、カブトムシと思われる幼虫がごろごろ出てきました。その木の割れ目に黒い甲虫の背中が見えました。この割れ目の深さはよくわかりませんが、数十匹以上の集団のようです。
 この昆虫はキノコムシの1種だと思われます。タイトルの虫名の後にSPと記しているのは、種名を正確に同定できていないためspecies(種)の頭文字を付して表しました。
 キノコムシは名前のとおり、朽木などに生えるキノコに付く甲虫です。写真のように非常にきれいな甲虫で種類数も多く、同定の難しい仲間でもあります。この仲間も成虫で、多数が寄り添って冬を越しています。
 さて、キノコムシが食べているからそのキノコに毒はないといえるでしょうか?そのような事はありません。昆虫は、人間が毒と感じるものも平気で食べますからご用心。
▲割れ目に集団でいるキノコムシSP
▲キノコムシSP


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