テントウムシ(№45)

 春にアブラムシが大量発生しました。それを追いかけるようにテントウムシが発生します。このテントウムシの面白い行動を見てみました。
 右の写真は白紙の上に黒い直線を引いたものです。わかりやすくするため10cm毎に横線を入れています。テントウムシを直線の0地点に置きそっと手を離して見ます。テントウムシは黒の直線に沿って一目散に歩いていきます。右側に連写した写真をおいてみました。
 テントウムシはなぜ直線の上を歩くのでしょうか。正確にはわかりませんが推定してみました。
 テントウムシは棒の先のような先端部へ登ってから飛び立ちます。また、餌であるアブラムシは植物の新葉(通常先端部)に寄生していることなどから、植物の茎などに沿って上へ、上へ登る習性があり、紙に書いた直線を植物の茎と勘違いしているのかもしれませんね。
 さて、紙の上の直線の色を変えたらどうなるでしょうか。また、線をS字型に曲げてみたらどうするでしょうか。皆さんもやってみてください。
▲葉の先端にいるテントウムシ
▲直線に沿って歩くテントウムシ


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