カブラヤガ(№28)

 凍りついた土の中から灰色で長さ約4cmばかりのイモムシが出てきました。これはカブラヤガの幼虫です。多くの昆虫は冬になれば餌もとらず冬眠に入ります。しかし関西では、カブラヤガの幼虫は完全な冬眠ではなく、冬でも暖かい日には活動するようです。春、花苗などを植えたとたんに茎を地際からポッキリ切り倒すあの根切りムシの代表格です。
 1匹の幼虫でも数株を渡り歩いて切り倒していきますので被害は大きくなります。ふすま(小麦粉のひきくず)などに農薬を混ぜた毒餌(ベイト)で退治することが出来ます。
▲カブラヤガ幼虫(ネキリムシ)
▲カブラヤガ成虫


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