アレチマツヨイグサ(№18)

 ちょっと草引きの手を抜くと帰化植物のアレチマツヨイグサが花を咲かせました。この花は、夕方に開き、翌朝には閉じてしまいます。この花の受粉は昆虫によりますが、その昆虫も夕方から活動する昆虫(ガの仲間のホウジャクなど)に限られます。この花のように、訪花昆虫を限定する事は受粉率の向上につながります。しかし、夜間に訪花する昆虫は昼間と比べて少ないため、アレチマツヨイグサはさらに受粉効率を上げる手段として、花粉を細い鎖でつないだネックレス状態にして、訪ねてきた昆虫に、一度に多数の花粉を運んでもらうような工夫をしているように思えます。
 ツツジもこのような工夫をしていますので、春になったら観察してみましょう。
◀アレチマツヨイグサの花粉


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