スモークツリー(№373)

 初夏の頃、枝先に糸状のもやもやしたものをたくさんつけた木がよく見られます。
スモークツリーと呼ばれる木で、雌雄異株のウルシ科の落葉樹です。穂状の花をつけますが花の後、花梗が伸び更に細毛が生えるため、遠目には煙のように見えることからスモークツリーとよばれます。雌雄異株で雌の株にしかスモークは見られません。ウルシ科ですので、秋には紅葉が見られます。園芸品種も多く、白から桃色、赤色などが見られます。スモークは雌の木ですので果実があるかどうかを見たところ、数mmの小さな果実らしいものが見られました。
 庭木としては枝張りが暴れやすく、2年枝に花が付くことから剪定も面倒で植木屋にはあまり歓迎されない木の一つです。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲スモークツリー
▲スモークツリーの果実


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