ハネナガオオアブラムシ(№435)

 針葉樹の枝や幹に寄生するアブラムシで暗褐色、比較的大型のアブラムシがいます。
 ハネナガオオアブラムシと呼ばれ、カメムシ目アブラムシ科の昆虫です。有翅型と無翅型がいますが、有翅型成虫は体長1cmにもなります。無翅型成虫でも体長6~7mmもあり暗褐色の成幼虫が枝にびっしりと寄生することがあります。寄生密度が高くなると、排出される甘露が枝や葉を汚しスス病が発生することがあります。卵で越冬し春から秋にかけて増殖します。モミ属針葉樹のトドマツ、モミ、イヌガヤ等を好むようです。本州ではモミ(クリスマスツリーなど)の木で発生すると枝の伸長が停止したり、枝枯れを起こすことがあり、ひどい場合は樹勢の低下につながるようですのでクリスマスツリーなどに利用するために植えている場合には特に油断は出来ません。
 アブラムシ剤の散布で防除が出来ます。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲ハネナガオオアブラムシ無翅型
▲ハネナガオオアブラムシ無翅型

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