ジョウビタキ(№503)

 スズメ目ツグミ科の小鳥にジョウビタキがいます。体長13.5~15.5mm、体重13~20gでスズメよりやや小柄な鳥です。
 全体が黒褐色で、オスの頭は灰色、腹は橙色、メスは頭が褐色、腹は灰褐色でいずれも羽根の中央に目立った細長い白色斑紋を持つのが特徴です。この斑紋からモンツキドリとの別名を持っています。開けた林、人里、都市公園や民家の庭でも見ることができます。日本では冬に関東、関西を中心に見られます。人に対する警戒心は比較的薄いのですが、とまっている時、お辞儀をしたり、尾を振ったりとなかなか忙しい鳥です。冬鳥として日本に来ますが繁殖地はチベット、中国、沿海州周辺などです。この鳥は、縄張り意識が強くいつも1羽でいます。これは餌として木の実も食べますが、主として越冬中の小動物、昆虫を食べるため、少ない餌を確保するための縄張りが必要なためと考えられています。繁殖地との往来の際も1羽なのでしょうか。
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▲ジョウビタキ(オス)
▲ジョウビタキ(オス)

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