ヤマナメクジ(№532)

 山間部の倒木や石の下で時々見かける大きなナメクジ。ヤマナメクジと呼ばれる仲間です。
 日本原産のナメクジで、本州、四国、九州で見られます。都市部で見かけることはありませんが、雑木林などでよく見かけます。夜行性と言われますが、昼間でも、朽木の表面を這っていたりします。一見して大型(10~16cm)で灰褐色~黒褐色の体に頭から尾にかけて3本の黒い筋が入っています。また背面から側面にかけ黒~灰色の隆起が縞模様に入っています。
 コケやキノコを食べるようで、シイタケ栽培では、時として被害が見られるようです。
 地域によって、体色や触角の長さが異なったりするようで、同一種かどうか詳細な検討が必要ともいわれています。
 島根県の一部では、本種を食用油につけ虫刺されの薬にするそうですが薬効は如何でしょうか。
 あまり可愛いとは思えないのですが、通信販売でペットとして出されているのには驚きました。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲ヤマナメクジ(兵庫)
▲ヤマナメクジ(高知)
▲ヤマナメクジ(長野)

homeへ


ページトップへ