キタテハ(№575)

 地球温暖化の影響でしょうか暖かい日が続く3月、里山へ出てみると元気なチョウが飛び回っていました。止まったところでよく見るとキタテハでした。
 チョウ目タテハチョウ科で、名前の通り翅の表が黄色く褐色の縁取りと黒斑のあるタテハチョウです。前翅長(前の羽の付け根から先端までの長さ)は約2.5~3.0cmで中型、翅の裏は赤褐色で枯葉に似た保護色をしています。また後翅裏面に白い「く」の字の模様が目立ちます。タテハチョウに共通していますが前脚2本は通常畳み込んでいるため4本脚に見えます。成虫越冬ですので、冬期でも暖かい日には活動することがあります。
 日本全国に分布し、幼虫の食草は空き地や斜面地でよく見られるカナムグラなどです。幼虫は葉をつづった巣の中に潜み。体色は黒く、黄色やオレンジ色のとげを持ちますが刺すことはありません。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲キタテハ成虫
▲キタテハ成虫

homeへ


ページトップへ