コムラサキ(№596)

 10月になると冬の便りも聞こえますが、山間部の樹液を出したエノキにはまだまだ昆虫たちが樹液を求めて集まっています。その中に、紫色に輝く翅をもった中型のチョウがいました。光の角度によって紫色に輝いて見えます。
 タテハチョウ科の仲間でコムラサキと呼ばれます。オス成虫の翅表は茶褐色ですが光の角度によってオオムラサキ同様の紫色に輝いて(構造色)見えます。オオムラサキと比べ小型であることからコムラサキと呼ばれます。日本全国で幼虫の食草であるヤナギ類の周辺で5月~10月に発生し、比較的高い位置を素早く飛び回るのが見られます。成虫は、樹液、果汁、獣糞などに集まり花の蜜を吸うことは少ないです。翅の裏は褐色地に黄褐色、黒、淡褐色などの模様が入り樹皮に溶け込んだような擬態をしています。年に3~4回発生し、一部の河川流域では黒化型と呼ばれる個体が見られクロコムラサキと呼ばれています。
(*画像をクリックすると拡大されます)
▲コムラサキ(表)
▲コムラサキ(裏)

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