コシアキトンボ(№267)

 夏になれば池沼の堤防際やすぐそばの空き地でよく見られるトンボにコシアキトンボがいます。全長4cm~4.5cmの黒いトンボで、腰の部分が白く抜けたトンボです。オスもメスも羽化(成虫になること)直後は、腰の部分がうす黄色ですが、やがてオスだけは白く抜けたようになります。翅は透明で後翅基部と前翅先端は濃褐色で特徴のはっきりしたトンボです。北海道を除き全国で見られ、汚れた水でも繁殖できる普通の種類ですが、見ている限りなかなかとまりません。仕方なく、飛んでいるのを写真に収めました。この飛翔は自分の縄張りをパトロールしているもので、オスが近づくとすぐにスクランブルをかけます。
 写真に撮って気がついたのですが、このトンボ、鼻の先も白いのですね。
(*画像をクリックすると拡大します)
▲腰と鼻が白い
▲めったにとまりません
▲後翅基部が褐色


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