タケスゴモリハダニ(№85)

 竹や笹の葉に斑が入ったような模様が見られることがあります。これは珍品の「斑入り笹」ではありません。このように白い斑の入った葉の裏を見ると、細いクモの糸で編んだ、巣の様なものが見られます。この巣をそっとはがしてみると、中に小さな白っぽいダニが住んでいます。このダニの寄生で葉の表がかすり状の斑入りとなりますが、ダニは小さすぎてもっと倍率の高いレンズでないと見えないですね。
 このダニに対する防除薬として登録の取れている薬剤はありませんので、庭園に植えられた竹や笹に発生した時は、被害葉を切り取り焼却処分するしかないようです。

 

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▲タケスゴモリハダニ被害葉(葉表)
▲タケスゴモリハダニ被害葉(葉裏)


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