イラガ(№229)

 樹木の枝の分かれ目などに長さ1.5cmぐらいの楕円形の壺のようなものが見られることがあります。これがイラがの繭(まゆ)であることは本シリーズの「№23イラガ」で紹介しました。今回は、その幼虫です。
 本シリーズ「№84ヒロヘリアオイラガ」で紹介したように、最近はイラガの世界にもよそ者が幅を利かすようになり、最近の庭園樹で見られるイラがはほとんどが外来種のヒロヘリアオイラガです。
 たまたま剪定の依頼を受けた庭木で見つけました。きれいな雀の小便担桶(しょうべんたご)を作るのはこのイラがです。
 イラがの仲間にはほかに数種類いますが、越冬中のウスムラサキイラガについては「№208ウスムラサキイラガ」で紹介していますのでご覧ください。
(*写真をクリックすると拡大されます)
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◀イラガ幼虫


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