カワウ(№212)

 ウ科の鳥で、各地の池でよく見かけます。魚を取るのが非常にうまく、仲間のウミウは鵜飼いにも利用されています。
 カワウが池で泳いでいる姿は他の水鳥とちょっと違います。体の半分以上が水中にあり、時間がたつと体のほとんどが水没し首だけ出した状態になってしまいます。水鳥というより、ウッシーとでも言うのでしょうか。水鳥のヒドリガモが水に浮かび、顔を羽の中に入れて寝ているのに比べ、ウは水に浮いて寝るようなことは出来ません。これは、ウの羽にはほとんど油がなく、水に潜りやすくなっているからです。そのため、ウは休むときは必ず木の枝や、建物の屋根、水辺などを選びます。また、水から上がれば、羽を広げ、日干しをする姿がよく見かけられます。
(*写真をクリックすると拡大されます)
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▲オナガガモ(円内)は水上に浮く、カワウは体半分が沈む
▲沈没寸前のカワウ
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▲ヒドリガモ(円内)は水上に浮いて寝ますが、カワウは陸上でしか寝られません。
▲羽を乾かしているカワウ


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