ニホンミツバチ(№205)

 12月、冬真っ最中、この寒空に花開く植物たちがあります。ビワ、ヤツデ、アセビ、スイセンなどです。花を咲かせるのですから、花粉媒介者がいるはずです。ビワの花を見ていると、やってきました、ニホンミツバチです。
 ニホンミツバチは比較的寒さに強く、冬の最中でも気温が上がれば蜜を求めて巣から出てきます。セイヨウミツバチは寒さに弱いため冬の間は、養蜂家が蜜を与えて春まで維持させます。
 ミツバチは花の蜜と花粉を餌にします。花の蜜は胃袋に入れて巣へ持ち帰り、巣の中に貯蔵されますが、この間に蔗糖であった花の蜜はブドウ糖、果糖、アラニン、アルギニンなどを含んだ蜂蜜に変わります。
 花粉は嵩張るため彼女たちは、体中に生えた細毛に花粉をつけ、飛翔中にそれらを集め、後脚のふくらはぎ(平たく、剛毛がまばらに生えている)に当たる部分のマイバッグ(買い物かご)に花粉団子として溜め込み巣へ持ち帰ります。
(*写真をクリックすると拡大されます)

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▲後脚に花粉をつけたミツバチ
▲ミツバチの買い物かご


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