ゲンノショウコ(№200)

 民間薬として有名なゲンノショウコの花が咲いています。この花には紅、白、淡紅色がありますが、関西では白が有効といわれ白花が採取され、関東では紅花が好んで採取された結果、関西には紅花が、関東には白花が多く残ったといわれています。薬効は紅白変わらないそうですが・・・。すぐに効果が出ることからゲンノショウコ(現の証拠)と呼ばれ、効果が高いことからイシャイラズとも呼ばれます。
 雄性先塾の花ですが、雌しべの時期になると柱頭は5裂し長い柄の付いた5個の果実ができます(写真右上)。この柄は、湿度が高いと長く伸びた状態ですが、乾燥するとくるりと巻き上がります(写真左下)。この運動により種子が弾き飛ばされます。果実の柄が巻き上がった状態が神輿のように見えるので、ミコシグサと呼ばれます。

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▲ゲンノショウコの花(赤花と白花の混在)
▲ゲンノショウコの果実
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▲種子散布後のゲンノショウコの果実


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