ヒロズミノガ類(№188)

 5月に入ると、石(特に大谷石)の門柱や塀の上に長さ5~7mm、直径1mm程度の筒状のものが多数つくことがあります。
 これは小さな石粒や砂等で作られた蓑で、中に頭が黒褐色のヒロズミノガの幼虫が入っています。ミノムシと同じく胸の足を使って移動しながら、石やコンクリート上に生えたコケなどを食べています。
5月下旬には体長5~6mmの小さな蛾が羽化するようですが、分類や生態等詳しくは研究されていない仲間のひとつです。
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