ツバキキンカクチャワンタケ(№183)

 椿の花が落ちるころ、椿の株もとの落ち葉をそっと掻き分けると直径5mm~1cm程度で茶褐色の茶碗のような形をしたキノコが見つかります。これはキノコのスプリングエフェメラルと呼ばれるツバキキンカクチャワンタケです。
 椿の花が落ちる頃、写真のようなキノコが見られ、胞子を出します。この胞子が発芽し、椿の花びらを分解した後、秋に菌核と呼ばれる黒い小さな塊を作り、翌春子実体(キノコ)を作ります。
 椿の花弁だけを分解するキノコで、椿の花殻がそのまま残っているようなところでその気になって探せば見つかりますよ。
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▲ツバキキンカクチャワンタケ
▲ツバキキンカクチャワンタケ