マンリョウ(№177)

 日本の冬は赤い実がなる植物で代表されます。その筆頭はマンリョウです。1mにも満たない低木ですが、濃い緑と目立つ赤の取り合わせがひときわ鮮やかに見えます。この時期、マンリョウ(万両)のほかに、センリョウ(千両)、ヒャクリョウ(百両、カラタチバナ)、ジュウリョウ(十両、ヤブコウジ)、イチリョウ(一両、アリドオシ)が縁起を担いで正月の生花などにも使われます。 特に、「千両、万両在り通し(アリドオシ)」と3種を植え込んだり、庭木のモッコクと植えて「千両、万両持ち込む(モッコク)」などといわれることもあります。 マンリョウは、目立つ赤色をしていますが、遅くまで鳥に食べられることもなく残っているところから味がよくないのかもしれません。アメリカフロリダ州では、その旺盛な繁殖力から外来有害植物扱いをされています。マンリョウの葉の葉縁には共生細菌が住み、窒素の固定をしているそうです。

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▲マンリョウ
▲センリョウ
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▲ヒャクリョウ(カラタチバナ)
▲ジュウリョウ(ヤブコウジ)
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▲イチリョウ(アリドウシ)


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