ウスバキトンボ(№160)

 写真のトンボは関西では初夏の頃から見かけるようになり、夏から秋になると徐々にその数を増します。体長5cm、翅の幅が広く、長時間飛び続けることができ昼間はめったに止まりません。
 このトンボはウスバキトンボといって水温4℃以下では生きていけず日本では冬を越せないトンボです。幼虫期間が短く、春に南方から渡ってきた成虫が、一月ぐらいで世代交代を繰り返しながら北へ移動していきます。秋には、日本中、いたるところで見られるようになりますが、寒くなると死に絶えます。しかし、最近伊良湖岬から南の海上へ飛び去るウスバキトンボが観察されており、渡りをするのかもしれないと考えられています。
usubakitonnbo3
◀飛翔中のトンボはなかなか写真に収まってくれませんでした


ページトップへ