ヒメジョオン(№152)

 初夏のころ、道端に白く小さな菊のような花をつけた雑草が見られます。これはヒメジョオンですが、春先にはハルジオンと呼ばれる非常によく似た雑草も花をつけます。ヒメジョオンはハルジオンと比べ草丈高く(40~100cm)、蕾の時から頭花は直立し(ハルジオンは茎ごと下向きにうなだれる)、花は小さめで花数多く、5~9月に純白の花を開き(ハルジオンは4~5月、少しピンクを帯び)ます。はっきりと違う点は、ハルジオンの葉は基部で耳型となり茎を巻き、茎を切ってみると中空で、開花期の地際に根生葉(地面に接した矢車状の葉)が残っている点で区別できます。

▲花(左:ヒメジョオン、右:ハルジオン)
▲茎の切断面(左:ヒメジョオン、右:ハルジオン)
▲葉の基部(左:ヒメジョオン、右:ハルジオン)
▲根生葉(左:ヒメジョオン、右:ハルジオン)


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