帯化デージー(№146)

 白と赤のデージーがたくさん咲いています。その中にガマグチのような花が見られます。
 これは帯化(石化)といわれ、成長点が横に広がり帯のようになったもので、茎も平たく、花も平たい茎の先にたくさん着くため、写真のような形に変わります。原因ははっきりとはわかりませんが、虫や病気で成長点が傷ついた場合、肥料過多の場合、遺伝子変異などが考えられています。
 遺伝的に固定されたものもあり、生け花材料のセッカヤナギや多肉植物などがあります。
 ユリでは1本の茎に4,50個の花が付くことがありますがこれも同じ現象で、ユリは花が1個ずつ咲くので、多数の花が付いたように見えますが、デージーではもともと舌状花と筒状花が多数かたまって一つの花のように見えるため、帯化すると横に伸びて、がま口のような花に見えます。
◀帯化したデージーの花


ページトップへ