オオカマキリ(№143)

 植栽中のオタフクナンテンの枝に丸い最中(モナカ)のようなものがくっついていました。これはオオカマキリの卵が中に入った卵鞘と呼ばれるものです。
 オオカマキリのメスは、秋に、粘液を泡立てその中に200~300の卵を産みます。この卵鞘は乾燥すると、そのまま保温効果の高い部屋となり、卵を冬の寒さから守ります。卵鞘の形や大きさはカマキリの種類によって特徴があります。
 春になると、この卵鞘から薄い膜に包まれた小さなカマキリが出てきます。これは前幼虫といい、脱皮して薄い皮を脱ぎ初めて小さなカマキリの形をした1令幼虫となります。
◀オオカマキリの卵鞘


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