モクレン(№142)

 春の声を聞くと、まず、もくれんの花を思い浮かべます。樹高もそこそこ(4m程度)で、葉が出る前に花が咲くためよく目立つ樹木です。花弁の内側は白く、外が紫色でなかなか派手な色彩をしています。花弁の色からシ(紫)モクレンともいわれます。花弁が内外ともに白いのはハクモクレンといわれ、こちらは樹高10mぐらいになる高木です。
 モクレンの仲間(コブシ、タムシバなど)の蕾は、気温の上昇とともにグングン大きくなりますが、きれいな紡錘形ではなく蕾の先端が一定の方角を向いています。これは、蕾の南側に日がよく当たるため南側の成長が北側と比べて早くなり、その結果蕾の先端が北を指すようになるためです。
道に迷ったときの磁石に使えるかも。
◀モクレンの花


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