ベロニカ・オックスフォード(№140)

 花卉市場で仕入れた花苗の中に、ベロニカ・オックスフォードというのがありました。銅葉(チョコレート色の葉)で薄水色の小さな花がかわいい植物ですが花にちょっと手を触れると花びらがポロリと落ちてしまいます。
 実はこの花、野山に咲く早春の帰化雑草オオイヌノフグリの仲間(ゴマノハグサ科)の園芸種です。花弁が落ちやすいのはこの属の特徴です。
 葉のつき方にも特徴があります。最初は対生(2枚の葉が茎の同じ位置から向き合って付く)ですが、花が咲くころには、互生(花の付け根に1枚ずつ葉が付く)となります。この互生の葉は苞葉と呼ばれ、花が蕾のとき、このつぼみを守る役目をしています。
▲ベロニカ・オックスフォード
▲ベロニカの花
▲ベロニカの葉序(葉の付き方)


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