ナナフシ(№129)

  昆虫はよく擬態(他のものに色形を似せること)をする生き物として紹介されます。本HPでもいくつか紹介しましたが、今回は木の枝に擬態した昆虫ナナフシです。日本には19種以上がいるそうですが最近その分類も見直されようとしています。生態についても未知の部分が多い昆虫です。一般的に不完全変態(蛹の時期が無い)で夜行性です。単為生殖(オスは殆ど見つかっていなく、交尾せずにメスだけで増える)し、産卵も食草(餌とする植物で、ナナフシの場合クヌギ、コナラ、シイ、サクラなど)と関係なくバラバラと撒き散らすように産卵します。ちなみに、卵も雑草の種子によく似ておりこれも擬態の1種といわれています。
  他の昆虫と比べ胸が長く、そこから弱々しく長い脚をだしています。敵につかまると脚を切り離して逃げます(自切)が、脱皮のたびに少しずつ新しい脚が伸びてきます。
◀ナナフシ


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