ヒラタコクヌストモドキ(№109)

 米糠の袋の下に体長2mm程度の甲虫が大量に発生しました。
ヒラタコクヌストモドキです。貯蔵中の穀類に発生するので貯穀害虫と呼ばれ、世界中に分布しています。穀粉(小麦粉など)、穀粒(米など)、乾燥野菜(切干大根など)、加工食品(ビスケットなど)等の大害虫として問題になっています。
 成虫で冬を越しますが、寿命も長く2年ほど生きるものもいるようです。翅はありますが殆ど飛べません。
 非常によく似た害虫にコクヌストモドキがいます。コクヌストモドキは、成虫の触覚先端3節が急に太くなり串団子状になるのと飛ぶことが出来る点で区別されています。
 嫌われ者のヒラタコクヌストモドキも、その幼虫がペットの餌として利用されることもあるようです。
(*写真をクリックすると拡大されます)
▲ヒラタコクヌストモドキ成虫
▲ヒラタコクヌストモドキ成虫
▲ヒラタコクヌストモドキ幼虫


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