マダニ(№108)

 春になると、それまで冬眠していた動物たちも活動を始めます。それと同時に、動物に寄生するムシ達も活動を始めました。
 昆虫ではありませんがダニもその中の一つです。若ダニと成虫は脚が4対(幼ダニは3対)で、胸と腹がくっついて一つになっています。
 植物の葉先で動物を待ち受け、脚の先端のハラー器官という感覚器で、動物の体温、呼気、振動などを感知し、通りかかった動物に飛び移ります。勿論、動物の中には人間も含まれ、草むらの中などによく入る人は、時々寄生されることがあります。マダニは吸血のみでなくスピロヘーターの一種による寄生虫病(ライム病など)を伝播しますので注意が必要です。

▲マダニ
▲葉の先で待機中のマダニ


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