フキノトウ(№107)

 春になると多くの山菜が出回ります。中でもフキノトウ(フキの蕾)は雪の中から芽を出し、山菜の中でも一番乗りをします。「昔、雪が色をほしがったとき、誰も色を分けようとしませんでしたがフキは自分の白色を雪に分けてやりました。それから、雪は白く、フキの上には雪が降らないようになった。」そうです。
 山菜としてはアクが強いので調理前にアク抜きをしますが、これを好む人も多いようです。
フキノトウはフキの蕾で、フキは雌雄異株です。雄株の花には雄しべと雌しべがあり、雄しべは花粉を出しますが雌しべは未熟で種子はできません(不稔の両性花=雄花)。雌株には雌しべがあり種子ができます
 写真に両者を並べましたが味も違うそうです。どちらが美味しいんでしょか。 

▲フキノトウ
▲左:雌花  右:雄花
▲左:雌花  右:雄花


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