クヌギカメムシ(№102)

 冬期、クヌギの幹の表面をよく見ると緑がかったカメムシが歩き回っています。クヌギカメムシが産卵の場所を探しているのです。クヌギの幹の割れ目やヒロヘリアオイラガの繭殻の中などに産卵します。写真ではクヌギの幹の割れ目に産卵中の成虫が見られます。産卵しながら上へ登っていくようで、卵はゼリーのようなもので覆われています。
 外見がそっくりなカメムシがいます。サジクヌギカメムシとヘラクヌギカメムシですが、写真のカメムシは気門が黒いためクヌギカメムシです。
 冬のさなかに産卵するのはなぜでしょうか。


◀産卵中のクヌギカメムシ


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